RESEARCH

有職織物研究

御所の染織に受け継がれる意匠・技術の研究とその発展

代々、宮中の衣装である装束の調進や着装を行ってきた衣紋道山科流30代家元後継の山科言親氏を文化顧問に迎え、西陣織の原点である御所文化について研究を行うリサーチ・プロジェクト。御所の染織である有職織物を中心に、およそ1000年に及び伝えられてきた御所文化を体現する衣紋、裂地を掘り起こし、意匠や染織技術を分析することで、現在、そして未来に生かしていくことを目指す。これまでに江戸後期、光格天皇の皇后であった新清和院の裂地を研究し、復刻するなどの活動を行なっている。